腎臓リハビリテーション学会に参加しました。

腎臓リハビリテーション学会に参加しました。

腎臓リハビリテーション学会が、3月23日(土)・24(日9の両日、健康の森で開催されました。当院から、「当院における運動療法の取り組み」として、2演題発表しました。 従来は腎機能保持のため、安静を重視されてきました。しかし、過度の安静が心身への大きな悪影響を及ぼすことなどから、運動療法の大切さが見直されています。 当院においても、2011年1月より透析患者様への運動療法に取り組んでおります。 今後もより多くの患者様と楽しく運動していきたいと思っています。

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当院の三室淳先生が世界で初めて血友病A発症のブタを開発しました。

当院の三室淳先生が世界で初めて血友病A発症のブタを開発しました。

当院へ毎週金曜日に勤務している自治医大血液科の三室淳先生が、世界で初めて血友病Aのクローンブタの開発に成功し、その記事が新聞で紹介されました。 血友病は先天的に凝固因子が欠損するために出血を来しやすくなる難病ですが、今後、新薬や次世代治療法の研究開発促進につながることが期待されます。

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第57回 (社)日本透析医学会 学術集会・総会に参加しました。

第57回 (社)日本透析医学会 学術集会・総会に参加しました。

第57回 (社)日本透析医学会 学術集会・総会が6/22~6/24の三日間、札幌で開催されました。 当院からも10名が参加し、最新の情報や他施設の研究報告を聞いてきました。 今回の学会で勉強したことが今後の治療向上に繋がるようにしていきたいと思います。  

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第56回日本透析医学会学術集会・総会に参加しました。

第56回日本透析医学会学術集会・総会に参加しました。

6月17日(金)~6月19日(日)に横浜で開催された第56回日本透析医学会学術集会・総会で、奥田クリニックから1演題を発表しました。 当院における栄養サポートチームによる栄養評価 (医)開生会奥田クリニック ○新井和恵・大盛千恵・遠藤佳緒里・大森千絵美・高村キエ子・越井正太郎・ 新井美明・古澤洋一・奥田康輔 【目的】透析患者では、栄養障害が、生命予後に深く関与することから、適切な栄養評価が必要とされる。当院では2008年よりGeriatric Nutritional Risk index(GNRI)を用い栄養評価を行ってきたので報告する。 【対象・方法】当院の維持透析患者129名、平均年齢66.3歳±9.9歳、平均透析歴13.6±10.4年を対象に栄養状態をGNRIで評価し、年齢・透析歴・生化学データ・%CGRについて検討した。また、GNRIの評価に基づき、栄養障害リスク別に重度障害をA群、中等度障害をB群、障害なしをC群に分け、年齢・透析歴・生化学データ・%CGR・介護の有無・ダイアライザーの関係について検討した。 【結果】GNRIはCr・%CGR・PCRとの間に正の相関が、年齢・CRP・Kt/Vには負の相関がみられた。栄養障害リスク別の群間比較では、A群は、B群とC群に比べAlbu・Cr・%CGRが有意に低く、年齢・BUN・Kt/V・CRPは有意に高かった。一方、A群では、6カ月の間に死亡する患者の割合が36%と多かった。 【結論】栄養評価は継続的に行い、栄養障害の原因を見極め対応する事が大切である。

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第33回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。

第33回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。

9/11、栃木健康の森で開催された、第33回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。奥田クリニックからは以下の三題を発表しました。 また、「当院における栄養サポ-トチームによる栄養評価」の発表では、優秀演題賞を受賞することができました。 今後も更なる研鑽を積み重ね、患者様により良い医療を提供していきたいと思います。 当院における栄養サポートチームによる栄養評価 ○新井和恵 大盛千恵 遠藤佳緒里 大森千絵美 渡辺志津香 小高優理子 越井正太郎 渡邊剛志 新井美明 古澤洋一 奥田康輔 当院における在宅血液透析の経過と展望 ○歌田智也 村山勉 古沢幸男 奥田康輔 ダベルポエチンアルファ(DA)低用量使用群、高用量使用群における造血効果の検討 ○古澤洋一(1) 渡邉剛志(1) 高橋梓(1) 那須瑞志郎(1) 古沢幸男(1) 奥田康輔(1) 谷仲一郎(2) 菅生太朗(3) 斎藤修(3) 開生会奥田クリニック(1) 筑波メディカルセンター病院(2) 自治医科大学付属病院(3)

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6月18日(金)~20日(日) 第55回 (社)日本透析医学会 学術集会に参加しました 。

6月18日(金)~20日(日) 第55回 (社)日本透析医学会 学術集会に参加しました 。

6月5日(金)~7日(日)に神戸で開催された、第55回 (社)日本透析医学会 学術集会で、奥田クリニックから3演題を発表しました。 (医)開生会奥田クリニック検査部1) 宇都宮社会保険病院腎臓内科2) ○古澤洋一(ふるさわよういち)1) 渡邉剛志1) 高橋梓1) 那須瑞志郎1) 古沢幸男1) 奥田康輔1) 菅生太朗2) 斎藤修2) エポエチンベータ(EPO)、ダルベポエチンアルファ(DA)投与における維持透析患者の赤血球形態に関する検討 【背景】EPOからDAへの切替え投与により当院では低色素性貧血をきたす患者が散見され,DAとEPOでは造血作用が部分的に異なる可能性が示唆された.ESAの種類により造血作用の相違がみられるか赤血球指数の変化を検討した. 【方法】当院維持期HD患者でEPO→DA切替え群46名とEPO継続群30名を対象とし,ESA切替え前後と継続1年間毎のHb,Ht,MCV,MCH,MCHC等の貧血パラメータの平均値を検討した.ESA製剤投与量はHb10~11g/dlを維持するようにした.統計学的解析は群間比較にFisherの分散分析で,p<0.05を有意とした.【結果】EPO→DA切替え群のHbに変動はなくHtは有意に上昇し(p=0.015)MCHCは有意に低下した(p<0.0001).EPO継続群の赤血球指数に変動はなかった. 【結論】DA切替え群はHtの上昇とMCHCすなわち平均赤血球ヘモグロビン濃度の低下が認められたことから,赤血球の低色素化がEPO継続群より強くなる可能性が示唆された. (医)開生会奥田クリニック検査部1),宇都宮社会保険病院腎臓内科2) ○古澤洋一(ふるさわよういち)1),渡邉剛志1),高橋梓1),那須瑞志郎1),古沢幸男1),奥田康輔1),菅生太朗2),斎藤修2) ダルベポエチンアルファ(DA)低用量使用群,高用量使用群における造血効果の検討 【背景】我々はEPOからDAに切替える事により,赤血球の低色素化がEPO継続群より強く見られる事を報告した.DA投与量で低用量使用群(<60μg/W),高用量使用群(≧60μg/W)の二群に分けてDAの造血効果について更に検討した. 【対象と方法】EPOからDAに切替えた46名を低用量群(33名)高用量群(13名)の二群に分け,赤血球指数(EI),貧血パラメータ,nPCR,Kt/V,DWの一年間の平均値,合併症等の因子を加え比較検討した.統計学的解析は群間比較にFisherの分散分析でp<0.05を有意とした. 【結果】Hb,Htは低用量群が高用量群に比べ有意に高かった(p<0.05)フェジン投与量に有意差はないが,フェリチンは高用量群では低用量群より有意に少なく,鉄代謝の効率性に問題があることが示唆された.その他EI,nPCR,Kt/V,DW,年齢,透析歴に二群間で有意差は見られなかった. 【結論】DA投与で効率良くHbを維持するには高用量群における鉄投与法を再検討する必要がある. ○渡邉剛志(わたなべたけし),高橋梓,古澤洋一,那須瑞志郎,遠藤佳緒里,大盛千恵,新井和恵,奥田康輔 当院における炭酸ランタンの使用経験 【背景】従来のP吸着剤(PB),塩酸セベラマー(SH)には便秘,炭酸Caには血管石灰化の問題がある.今回炭酸ランタン(LC)の投薬効果を検討した. 【対象】当院HD患者33名(男性16名,女性17名,平均年齢61±10歳,平均透析歴15±8年,DM9名,非DM24名)を対象とした.LC開始前のPB使用状況はSHが27名,炭酸Caが25名,乳酸Caが3名,水酸化Alが4名(併用含む)であった. 【方法】従来のPBにLCを加えるか,切り替える形でLCを開始し,前後計36週の血清P,補正Ca,iPTH,PBの推移を検討した.また従来SHを内服していた群では,LCに切り替えた群(SH→LC群:13名),LCを追加した群(SH+LC群:14名)に分けて,腹部症状のQOLの変化も検討した. 【結果】LC内服後,血清Pは有意に低下した(5.8→4.9mg/dl,p<0.01).SH→LC群は便秘スコアーが有意に改善を示した(10.31→1.77点, p<0.001)【考察】LCは強力なP吸着能がある.SHや炭酸Caの減量にもつながり,腹部症状のQOL改善や,血管石灰化の抑制,生命予後の改善が期待出来る.

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9/12 第32回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。

9/12 第32回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。

第32回 栃木県透析医学会 学術集会に参加しました。 奥田クリニックからは以下の三題を発表しました。 エポエチンベータ(EPO)および、ダルベポエチンアルファ(DA)投与における 維持透析患者の赤血球形態に関する検討 開生会 奥田クリニック ○古澤洋一 渡邉剛志 那須瑞志郎 古澤幸男 奥田康輔 宇都宮社会保険病院    菅生太郎 斉藤修 当院における炭酸ランタンの使用経験 ○渡邉剛志 古澤洋一 那須瑞志郎 遠藤佳緒里 大盛千恵 新井和恵 奥田康輔 APS-ELの臨床評価と有用性について ○田崎浩孝 古澤幸男 歌田智也 神野大 越井正太郎 渡邉剛志 村山勉 新井美明 奥田康輔  

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臨牀透析に栄養部の研究が掲載されました。

臨牀透析に栄養部の研究が掲載されました。

臨牀透析 VOL.25 No.10の臨床研究にに栄養部の研究が掲載されました 。 ~ ~ 要約 ~ ~ ○新井和恵 土川由緒里 大盛千恵 奥田康輔 血液透析患者の便秘における食物繊維食品(ケイロックス)の有効性に関する検討 <はじめに> 血液透析(HD)患者において、便秘の有病率が高いことは周知である。その原因として日常的に水分摂取が制限されていること、カリウム制限の為に、野菜類が十分に摂取出来ず、食事中からの食物繊維摂取が不足になりやすいことが挙げられる。また、リン吸着剤である塩酸セベラマーやカリウム吸着剤などの薬剤との関連も要因として挙げられる。 今回我々は、HD患者の便秘の原因として重要な位置を占める食物繊維に注目し、水溶性難消化性食物繊維を大量に含む(株)ケイロン・ジャパン製造のケイロックスを用い、便秘を有するHD患者に摂取させ、その有効性を検討した。 ケイロックスは水溶性難消化性食物繊維で、1枚当たり、食物繊維量は9.38gと多量に含まれている。 <対象及び方法> 対象は、当院で通院HDを受けている患者113名で、男性55名、女性58名、平均年齢63.4±9.5歳、平均透析歴12.5±10.2年にRome Ⅱ modularアンケートを実施、また下剤服用状況を調査した。 アンケートにて機能性便秘と判定された患者、及び定期的に下剤を服用している患者を便秘群と定義し、便秘の有無を判定した。これらの患者に対し、便秘と、年齢、性別、透析歴、内服薬、原疾患との関係について重回帰分析を行い検討した。 また、便秘群の中で、ケイロックスの摂取に同意が得られた患者9名うち男性5名、女性4名平均年齢64.9±7.8歳、平均透析歴15.2±8.2年において、食事調査による食物繊維摂取量を調査した。 その後ケイロックスを1日2枚、2週間摂取してもらい、摂取前と摂取後の2回、Rome Ⅱ integrativeアンケート(簡略版)を行い、便秘の重症度をスコア化し判定した。 また、摂取前後で便量、便の硬さ、便秘スコアの改善度、BUN値の変化、下剤量の変化を検討した。 <まとめ> 通院透析患者で、便秘と診断された患者は113名中79名で、全体の69.9%と多数認めた。 重回帰分析においては、加齢のみが独立した便秘の危険因子だった。 便秘スコアは、ケイロックス?摂取前後で、9.1±5.2→3.3±3.2と有意に改善した。 ケイロックスはHD患者の便秘改善に有効であった。 ~ ~ ~ ~ ~ 当院では便秘改善の為にケイロックスを使用しています。 便秘でお悩みの方はご相談下さい。

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6月5日(金)~7日(日) 第54回 (社)日本透析医学会 学術集会に参加しました。

6月5日(金)~7日(日) 第54回 (社)日本透析医学会 学術集会に参加しました。

6月5日(金)~7日(日)にパシフィコ横浜で開催された日本透析医学会 学術集会で看護部からを1演題、技術部・検査部から1演題を発表しました。 ○渡辺志津香 上野百恵 山崎真由美 奥田康輔EASEプログラムを用いたセルフケア支援によって体重管理が改善した長期透析患者の1例 EASEプログラムとは行動療法を取り入れた透析患者さんの自己管理を支援する方法です。医療従事者と一緒になって、前向きに自己管理に取り組むことで自信を付けて頂き、体重管理やカリウム、リンなどのデータが良好にコントロール出来るようになる方がいらっしゃいます。今回はこの方法で体重管理が著しく改善し、自己管理を前向きに取り組むことが出来るようになった患者さんのことを報告しました。 当院では自己管理がうまくいかない患者さんに対して、EASEプログラムを用いた支援を行っておりますので、興味のある方はスタッフに声をかけてください。 ○古澤洋一 渡邉剛志 那須瑞志郎 奥田康輔当院におけるシナカルセトの検討 H20年2月に二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬、レグパラが使用出来るようになりました。当院でも発売当初から使用を開始し、9ヶ月間の観察期間でリン、カルシウムの日本透析医学会ガイドライン達成率を25%→87.5%と著明に上昇させることが出来たため、報告しました。 日本透析医学会ガイドラインのリン、カルシウム目標値は生命予後を基準に決められています。当院では高いガイドライン達成率に到達することが出来、生命予後の改善が期待されます。  

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